「グリーンブック」(2018/アメリカ)
2019年 03月 20日
誕生日に観てきました。
公開を待ちに待ってたのですが、
また更新まで間空いてしまった…。
公開を待ちに待ってたのですが、
その間にまさかアカデミー作品賞とるとは!
そ、そんな感じの映画?なんか軽めの作品かと思ってたけど。
いつもガラガラの映画館に人がいっぱい。
観終わって更に、これがアカデミー作品賞とは意外すぎる!
良い意味で。
こんな万人受けするような作品が!
舞台は1960年代、人種差別激しいアメリカ。
白人と黒人がロードトリップに出る。
この主演2人の役が、正反対で良い。
上品な黒人と、
お下品な白人(修正:イタリア人は白人ではなく、ラテン系とされてるようですね、失礼しました)って感じです。
この2人がぶつかり合いながら、人種差別も乗り越え、友情を深めていくというストーリー。
観終わってまず思ったのが
本当の優しさ、強さってこういうことだな、と。
ラストシーンの笑顔が1番感動した。
めっちゃいい映画。
観に来てる人は年齢層高めでしたけど、
ところどころ笑い声があがって、
ところどころ泣いて、
観終わった後は本当に心洗われる思いがした。
あと、自分が留学してたNYが舞台だったので、
最初のブルックリンの街並とか良かった〜。
あーこの無愛想さはまさにNY!っていう、
面接の順番呼ばれる時の無言で指クイッで「お前、来い」ってやられるシーンとか、いいね〜。
留学当時クラスメイトにイタリア人男子がいたってのも、
この映画がよりリアルに感じられた要因かも。
本当にイタリア系の人って人懐っこくて憎めないイメージ。
やってることメチャクチャだったりするのに。
※ネタバレあります!
いいシーンがいっぱいあった。
初めてドクター(黒人)がピアノ弾いたシーンで、
涙浮かべて素直に感動しちゃうトニー(白人)。
ちにみにトニーは黒人に対して差別意識があった。
なのに「誰とも違う弾き方で、あいつは天才だと思う」って
妻への手紙にまで書いてて、微笑ましすぎて幸せな気分になった。
そんなに感動できるトニーに対して、感動してしまうという。
あと、クラシック音楽にこだわっていたドクターに
「今(不本意ながら)弾いてるポップスは、あんたのオリジナルだ。
あんたにしか弾けないピアノだ」と。
それでいいんだ、っていうトニーの励ましのメッセージに対して
「私の弾くクラシックも、私にしか弾けない」
とハッキリ言い放つドクターがカッコイイ。
もう2人がかっこよすぎる。
人としてかっこいい。
ドクターの、自分のやってることに対する揺るぎない自信!感動する。
なんやかんや言いながらお互いの全てを認め合ってる2人。
人種差別の描かれ方が良いとか悪いとかってことばかりがアメリカで騒がれてるらしいですが、
そんなことよりももっと重要な、大切なものがつまってる本当に素敵な映画でした。
スーツを試着しようとしたドクターが白人に断られて、
笑顔でお店を出て行く姿…。
何も言えないトニー。
切ない、つらい。
だからあのラストシーンがまた感動したんだけど。
全然まとまらないけど、誕生日にこの映画を観られたことが嬉しい。
by nyph
| 2019-03-20 23:23
| movie
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